オリエント急行殺人事件

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オリエント急行殺人事件

【概略】
カレーに向かう国際列車・オリエント急行に乗車していた名探偵・ポワロが、列車内で起こった殺人事件の謎に迫る。
サスペンス

.5★★★☆☆
オリエント急行の中で起こった殺人事件を巡って、それに関わった人間群像の愛憎と名探偵エルキュール・ポワロの活躍を描いたアガサ・クリスティの同名小説を、アルバート・フィニー主演で映画化した名作ミステリー。

アルバート・フィニー、イングリット・バーグマン、ローレン・バコール、ショーン・コネリー、アンソニー・パーキンス、ジャクリーン・ビセット、ヴァネッサ・レッドグレーヴ他…。

トルコのイスタンブールから、パリ経由カレーへ向けて走り続ける列車。深夜、雪のため立ち往生したオリエント急行内でアメリカ人億万長者が刃物で体中を刺されて殺された。列車内はある意味完全密室であり、犯人は国籍も身分も職業も異なる13人の乗客の誰かに他ならないと思えるが…。

それにしてもなんともいえないポワロですね。クセが強い演技でどうも好きになれない(笑)

豪華なキャストと、ほぼ舞台劇のような密室の中での緊迫した犯人探しのストーリー展開。話を知っていても充分に楽しめる。役者陣は、今の俳優にはないスターオーラが出ていて、迫力と優雅さが感じられた。

いったい犯人はなにものか…有名原作なのでさすがにあれですが、本作は誰というよりも、どうしてそうなったのかのほうに観点を置いたほうがより深く楽しめる。

じっくり時間をかけた会話劇での取り調べが、のちのち効いてきます。冒頭に起こったアームストロング家の幼女デイジー誘拐殺人事件とどう絡むのか、観客はそこが気になりますよね。

実はこの事件は、デイジーの命を奪った真犯人ラチェットを殺害すべく計画されたもので、計画に賛同したのは、デイジーを、そしてアームストロング家を愛した者たちで構成されていたのです。つまり乗客全員がラチェット殺人事件に関与しているのであります。(普通なら「えー!」と驚くところですが…如何せん有名すぎる原作です)

ミステリーとしてはやはり一級品。意外なオチとその動機には泣かせられます。でもやはりクセの強いポワロに慣れません(笑)しかし、真相を話すポワロの後半の吸引力は見事でありました。

 

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